健康な歯を維持するには適切なケアが重要ですが、必ずしも全ての方が生涯健康な歯で暮らせる訳ではありません。歯周病や虫歯、また事故など様々な要因によって歯を失う危険性はありますが、そうした場合には多治見市の歯医者でも多くの方がブリッジや入れ歯などの治療を行っています。
しかし、入れ歯やブリッジなどよりも美容上のメリットが大きく、さらに咀嚼力なども健常な歯に近い手術方法としてインプラントが挙げられます。インプラントとは骨に土台を埋め込み人工の歯を差し込むという大掛かりな手術ですが、現在では多治見市の多くの歯医者でも治療が行われています。
さらに日本全国や世界中に目を移すと膨大な数の治療実績が蓄積されているインプラントという治療方法ですが、発祥は紀元3世紀頃まで遡ります。もちろん今のように高度な歯科技術はないのですが、概念としてはまさしく今のインプラントと通じる治療方法の跡がヨーロッパや中南米など様々な場所で発見されています。多くは骨に直接鉄製の歯を差し込むというかなり大まかなものですが、中には貝や金、またエメラルドやサファイヤなどの高価な貴金属で作られたものもあり、当時の上流階級の人間が主に手術を受けていたと想像出来ます。
こうしたインプラントが時を経て多治見市の歯医者でも同様の手術が行われているのは感慨深いですが、もちろん紀元3世紀頃から現代まで様々な歴史を辿っています。その後インプラントが歴史上注目されるきっかけとなったのは、チタンと骨の結合の発見です。かなり時代は最近になりますが1952年にスウェーデンの学者であるペル・イングヴァール・ブローネマルク教授がうさぎの骨にチタンを埋め込む実験を行っていた所ある奇妙な点に気が付きます。うさぎの骨とチタンが結合し、容易には取り外しが出来ないようになっていたのです。この偶然の作用を発見した教授は様々な実験を繰り返す内に、骨とチタンの融和性をオッセオインテグレーションと名付け、チタンは骨に悪影響を与えにくく、結合が行われやすいことをまとめました。
こうした基礎研究の後人体への応用へと発展していきますが、1965年にチタン製のスクリューネジ型のネジのようなものを骨に埋め込む臨床実験が行われました。これが現代に繋がるインプラント治療の開始と取れますが、その後世界中にその技術は浸透し、遠く離れた日本の多治見市の歯医者でも一般的に選択可能な方法になりました。
遠く紀元3年まで遡る事が出来るインプラントの歴史が現代の多治見市の様々な歯医者で継承され発展しているのは不思議な感じがしますが、当時の技術とは比べ物にならないほど安全で快適なインプラントが開発されています。多治見市の歯医者を訪れる方の中にはその大掛かりな手術方法を聞いてためらうことも多いですが、多治見市だけでなく世界中の歯医者で実績を積んでいる歴史の長い手術方法です。ぜひ多治見市内にはインプラントの治療を行える優秀な歯医者がいくつもあるので、一度相談に訪れて下さい。