インプラントメーカーは、今や海外はもちろんのこと国内にも多数存在、その種類や特徴は多岐に及びます。歯の根っこすらも失った人にとって義歯の選択が増えた中で、今もっとも注目を集めているインプラント。歯を失って悲しみに暮れる患者に、ひとつでも多い選択肢を用意することで、より良い可能性の提議もしやすくなります。進化しているのは歯科医療だけでなく、町の歯医者さんから脱却し、学会に積極的に参加し、向学心溢れる同業者たちの催す研鑽会で知識と技術を日々磨き上げて歯科医師業界も進化をしていっています。そうした中で、歯医者選びとともに、どの歯科医院がどんなインプラントメーカーを推奨し、実際に採用しているかを知る必要があります。そうして患者側も見識を深める労力をつぎ込む必要があるのかもしれません。
とはいえ、それはインプラントが全能ではないこと、掛る費用、メンテナンスの大変さなどについて事前に覚悟を決めておくに留めておき、あまりに頭でっかちになりすぎないようにしましょう。なぜならメーカー毎のインプラントの善し悪しは、数多く施術し術後のメンテナンス管理などをしてきた歯医者が一番よく理解しています。それぞれの特性を勉強し、それぞれの歯医者の信念によって採用するインプラントを決めています。ですので、なるべくインプラント選びから入らず、歯医者選びから始めることが肝要ですし、主治医となった先生に信頼をおくことがとても大切です。
インプラントメーカーは、後発の日本よりも海外の方が進んでいるというのが以前までの固定観念でしたが、他分野の技術同様、海外に追いつけ追い越せで日本メーカーもレベルが上がってきています。それに比例して、日本メーカーを採用する歯医者も増えていますが、世界中のシェアはやはりスウェーデン製が圧倒的に多くを占めています。スウェーデン国内のメーカー各社で、質の高さと製品の種類など競争が激しいため、今もなおインプラント業界を牽引しています。そういった切磋琢磨は日本の歯医者も同じです。
岐阜県多治見市は、東海圏でも名うての歯医者が大勢集って切磋琢磨している地域です。予備知識豊富な患者は、敢えて名古屋市ではなく多治見市の歯医者を頼っていくケースも多いようです。その中でインプラント施術を行っている歯科医院はかなり絞られてきますが、名古屋に負けまいとする強い意志が多治見市のレベルを大きく上げる原動力になっているようです。そのため、患者さんの歯生活(しせいかつ)に重きを置いて十年、二十年以上先を見据えた計画で診療してくれます。中でも評判の高い「ただこし歯科クリニック」は非常に評判が良く、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を第一とした信念に共感を覚える人が多く来院していくようです。