歯科用医療機器にはパノラマレントゲンやデンタルレントゲンだけでなく、プランメカ社の歯科用CTがあります。そもそもCTの歯科分野で専用の物があることはあまり知られていないと思います。CTスキャンである程度想像のつく通り、構造を解析して画像に写し出す機械の歯顎部に特化して製造された機械を歯科用CTと呼ばれています。以前より導入している歯科医院は多くありましたが、改めて歯科医学はそういったレベルにまで達しているのです。
先述したプランメカ社のプロマックスという歯科用CTは、歯や歯槽骨とその周辺、顎全体などを三次元的に描写するため、歯科医の画像診断を数段密度を上げることにも繋がります。もちろんその為の医療設備への大きな投資が必須となりますが、患者へ渡る診断結果の情報量が増え、自身の歯と顎の状態がどうであるか納得できるので意思疎通がより良くなります。もちろん歯医者自身が何をどう治療していくかを計画するのにとても明確な判断材料となるので、治療の最適化などの恩恵を得られます。それらの要素を長期的に見れば投資分はいつか回収し終えた頃には、その歯科医院には多くの信頼と、良い評判が多く伝播していることでしょう。
しかし当然ですが、医療設備だけあっても歯科医師の能力が不足していては意味を成しません。それゆえに、使いこなして画像を元に適切な診断とその処置が取れるようなるため腕を磨き、勉強することが歯医者に課せられます。そうした中で多治見市では歯科用CTを導入している歯科医院も少なくないです。しかし最新鋭のプランメカ社のプロマックスという歯科用CTを導入している歯科医院となると一軒しかありません。多治見市周辺かつ岐阜県で唯一プロマックスを導入している「ただこし歯科クリニック」という歯医者では、多種多様の医療設備が揃っていることが見受けられます。プランメカ社製プロマックス2D/3Dもその一つとして治療の精度アップに貢献しているようです。まさに今後の歯医者のあり方、モデルケースとして業界に好影響を与えているのかもしれません。わざわざ遠方の都市部から越境して多治見市の歯医者さんを頼ってくることもあるそうです。歯科医院の数だけなら東京、大阪、名古屋といった都市のほうが圧倒的に多いでしょう。ですが、全国区ではなくともいわゆる「地方」である多治見市から負けじと歯科業界を牽引しようとしているのだと感じました。
プロマックスのような最新設備があることは患者も視覚的に自身の歯と顎の状態が3Dで知覚できるので、その安心を得たいと大勢の人々が訪れるのでしょう。プロマックスがあるということを看板とし、それを使いこなして適切な治療をしてくれるとなれば、他府県から多治見市に患者が訪れるのも納得できます。プランメカ社もこれからさらに進んだ医療機器を開発していくでしょう。そうして未来の歯科医療はそれらの機器を用いてさらに進化を続けてゆくのでしょう。