昨日は岐阜県内のスタディーグループの講習会に行って来ました。テーマはインプラント周囲炎についてでした。いろんなことで起きることがあるのですが、一番は、口の中の清掃状態が悪いことによりおこるものです。インプラントを入れたら、お手入れなしでずっと長持ちすると思われている方が、時々見られます。インプラントも天然歯も歯周病菌には弱いのです。きちんとお手入れすれば長く持つのですが、不十分な部分があると そこで炎症を起こしてしまい、骨が減ってしまうのです。治療方法としては、外科的に切開、剥離して、炎症部位の不良な組織を取り除き、洗浄して綺麗な状態にして、閉じて縫合するのですが、これについても、細かく言えば 考え方がいろいろありまして、昨日勉強した方法は、イエテボリ大学という予防の先進国である北欧の大学で学んだことを話されていまして、大変勉強になりました。当院のインプラントの患者さんは、意外と多治見や可児市、土岐市など少し離れたところから来て下さる方が多いのですが、インプラント周囲炎で困っている方は、実際かなり多く見えます。そういう人たちが、最近は多く来院され、炎症が大きく、程度が良くない場合は、どういう風に治していこうかと悩むことがあります。そういったときの治療の選択肢が増えたことが良かったですし、口の中をきれいに保つことをもっと啓蒙していかないとと強く感じました。
インプラント周囲炎
2014.10.01