先日、インプラント治療を希望する方から、相談を受けました。インプラント治療がいいのはわかるけど、不安もいくつかあるとのこと、1つ目は、化膿してひどい状態だけれど、抜歯と同時に骨造成して、インプラントを入れることは大丈夫かとのこと。二つ目は貧血でも大丈夫かということ。3つ目は、骨造成がかなり必要な場合、腫れやすいと聞いたが、腫れた時、すぐに対応していただけますかとのこと。
1つ目の問いに対して、抜歯して、きっちりと不良の悪い組織を取り除くことが出来れば、問題なく同時にインプラントを埋入することが出来ますと、しかし、抜いた後の中の状態が悪ければ、その時はきれいに掃除して、骨造成のみ行い、インプラントは入れずに綺麗に治るのを待ってから行いますとお話ししました
2つ目の問いに対して、貧血でも特に大きく問題になることはありませんと。
3つ目の問いに対して骨造成が必要となる場合、骨造成のテクニカル的なこともありますが、スプリットクレフトなどは、もっとも腫れやすく、逆に抜歯即時で埋入する場合にはそれほど腫れないことが多いのですが、ただどのような場合においても、僕自身は毎日クリニックにいますので、何かあったらいつでも対応しますので連絡下さいとお伝えしたのですが、やっぱりインプラント治療となると、皆さん不安なんですよね、それが自分にとって一番いいと分かっていても、例えば 親知らずが横向きにある場合、大抵、抜いたほうがいいですよと特に難しい場合は、口腔外科を紹介するのですが、抜いたほうがいいと皆さん分かってくださるのですが、いざ実際に口腔外科に行くことを躊躇される方のほうが多いんですよね。インプラントも同じで、ただご自身の将来のために勇気を出してインプラント治療を選ばれるのかなと思います。そのため僕たちの仕事の一つは、患者さんの不安を取り除き、安心して治療を受けてもらえるように心掛けることかと思います。医療は技術の研鑽も大切ですが、それだけでは不十分だと思うのです。患者さんの心に寄り添えるような医療人であるべきと考えています。