多くの歯科医院で、インプラントをされたものの、残念ながら、入れたインプラントが、腫れてしまった、歯茎が大きく下がってしまったなどいろんな方が、困ってしまい、当院に来院されることがあります。本来ならば、施術してもらった歯科医院で、リカバリー処置をしていただくのがよろしいのですが、皆さんいろんな理由で、以前の歯科医院には行かず、来られたわけですが、インプラント本体が、歯周病菌にかかり、インプラント周囲炎となり、周りの骨が大きく失ってしまっている場合、いろいろな対処方法があります。応急処置的にするなら、レーザー治療と薬により、炎症を抑えることから、インプラント周囲の粘膜を、切開、剥離、掻把してそこに、CGF、AFG、骨補てん材、エムドゲインなどをケースに合わせて補っていき、骨を増やし回復させていくことなどがあります。患者さんの要望などもありますので、考えられる限りの治療方法を説明しながら、その中で、どの治療方法にするのか、一緒に考えていただいています。ただ、思うことは、インプラント治療というものは、入れたら終わりではなく、そこから予防メンテナンスによって、いい状態を維持していく必要があるわけで、そこまでを、そのかかりつけの歯科医師が、しっかりと責任をもつ必要があり、トラブルになったら、あなたの歯磨きが悪いからとか言って、きちんとしたリカバリーを行いのは、歯科医師としてどうかなと思ってしまいます。確かに多くの症例を経験していないと中々リカバリーは難しい場合があります。しかし、自分のところの患者さんがそうなってしまってからでも、その対処方法を勉強して、誠意を持って対応することは必要なことかと思います。僕自身も、今でこそ、2000本以上埋入し、いろんなケースをリカバリーすることによって、今は、多くのケースできちんと対応できるようになっていますが、症例数が少ない頃は、もちろんその時の患者さんの期待に応えようと、多くのインプラント治療の経験豊富な友人、先輩たちに聞いたりして、学んできました。最近特に思うことは、医療人として確かに技術は必要ですが、それ以上に相手に対する真心かと思います。誠意を持って対応することこそが、大切であると最近、特に感じます。
インプラント周囲炎のリカバリーが必要な患者さんは、可児市、八百津町町だけでなく、瑞浪市、多治見市、恵那市、各務原市などからも来られます。聞くと 30分から50分かけて来て下さる方がとても多いことに驚きます。ただ、そこまで来てくださる方の期待に応えたいとも思います。皆さんいろんな悩みを持って来られます。もちろん全ての方の期待に、十分に応えれるとは限りませんが、来て良かったと言ってもらえるようにベストを尽くしたい、、そう思います。