今や日本人の成人の約8割が歯槽膿漏(歯周病)にかかっているといわれているくらい、私たちの生活で切り離すことができない病気になっています。
歯槽膿漏(歯周病)はサイレントキラーとも呼ばれ、ほとんど自覚症状がないのが特徴です。自覚症状の一つとしては、歯茎からの出血や口臭などですが、気にしなければそのまま放置してしまうこともあります。痛みがないのでそのまま歯医者に行くのが遅れてしまうケースがありますが、歯槽膿漏(歯周病)は歯の周辺の骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。気づいた時には自分の歯を失っているということも珍しくありません。
そんな歯槽膿漏(歯周病)ですが、喫煙者ほど歯槽膿漏(歯周病)のリスクが高いということを知っていますか。タバコと歯槽膿漏(歯周病)は密接な関係にあります。
なぜ喫煙者ほど歯槽膿漏(歯周病)のリスクが高くなるかというと、そもそもタバコに原因があります。誰もが知っているように、タバコは健康にとって決していいものではありません。ガンや高血圧、動脈硬化、生活習慣病などのリスクが高くなることは多くの人が知っていることです。
タバコに含まれている発がん性の物質は60種類以上です。代表的なものであればニコチンやタールなどがありますが、これらの有害物質が歯の周りや肺の中に沈着してしまいます。特にタールは発がん性が強い成分ですが、それだけでなく歯や歯石の表面に黒く沈着します。それにより、通常よりも口内環境が悪くなります。
それだけではなく、ニコチンの影響で、体の毛細血管が収縮して貧血状態になります。口の中も例外ではなく、口内環境において血の巡りが悪化し、十分な血液がまわらなくなります。そうすることで、より歯槽膿漏(歯周病)のリスクが高まります。
歯槽膿漏(歯周病)は放置していていも自力では治すことができません。歯医者(歯科)に行って治療するしかないのです。岐阜県の可児市や多治見市にはたくさんの歯医者(歯科)が存在しており、歯槽膿漏(歯周病)の治療を積極的に行っている歯医者(歯科)もあります。可児市や多治見市は比較的大きな街なので、歯医者(歯科)の数も多く、診療時間が遅くまでやっているところもあります。可児市や多治見市の駅近にも歯医者(歯科)があるので、少しでも口内環境に違和感があれば、歯医者(歯科)に行くことをおすすめします。
タバコは歯槽膿漏(歯周病)のリスクを高めるだけでなく、治療中の歯槽膿漏(歯周病)や抜歯後の傷口の回復を遅らせてしまいます。まさに百害あって一利なしです。歯の健康のためには、根本的にはタバコを止めることが一番ですが、せめて歯槽膿漏(歯周病)の治療中はタバコを我慢するなど工夫が必要になります。
歯槽膿漏(歯周病)は短期間で集中的に治さなければ治らない?
2017.05.13