歯茎が腫れると食事が取りにくく、日常生活への影響が大きくなってきます。歯茎が腫れる原因として考えられるのは、①歯磨きの方法が間違っている、②細菌が歯と歯茎の間に侵入している、③親知らずが生えてきた、④歯の根っこが割れている、⑤歯の間に詰まった異物などが挙げられます。歯茎の腫れの大半は、正しい歯磨きで予防することが出来ます。
家庭で、歯茎の腫れを予防・改善するためには、①正しい歯磨き、②定期的に予防歯科に通う、③親知らずの抜歯、などがあります。
歯茎を腫れさせない正しい歯磨きは、①歯と歯茎の境目は、斜め45度に歯ブラシを当てること、②歯は1本1本丁寧に磨く意識を持つ、③前歯は、歯ブラシを縦に使う、④歯間ブラシやデンタルフロスを使うなどです。
歯間ブラシやデンタルフロスを使用すると、境目の磨き残しをしっかり行うことができます。使用してみると、意外と食べかすが残っていることが分かります。
歯茎が腫れた場合、痛い箇所を温めたり、自分で膿を出すといったことは止めましょう。歯茎の腫れは一度起きてしまうと、ブラッシング以外の方法を行って、自分の力でどうにかするのは困難です。また、歯茎の腫れの原因が歯周炎で合った場合、放っておくと歯周病に行こうしてしまいます。
歯茎の腫れは、放置していると歯茎から出血したり、歯茎が赤く炎症を起こしたり、酷くなると歯茎がブヨブヨになって歯槽膿漏になってしまいます。歯と歯茎の境目を歯ブラシで磨いていると、歯ブラシに血が付いていると、ということがあったとしたら、既に歯周病になっている可能性があります。また、そのような状態になっている場合、家庭での歯磨きでは除去することが不可能な歯石が、歯周ポケットにこびりついていることも考えられます。
歯周病菌は、酸素が嫌いなので歯周ポケットの奥へ奥へと侵入していき、血管から全身を回って全身疾患の原因にもなります。長い間歯医者(歯科)に行っていない方や、最近歯磨きで血が出るという方は、面倒臭がらずに歯医者(歯科)で診てもらうことをお勧めします。歯は悪くなってから通うのではなく、普段から定期的に通って歯石を取ってもらうなどのメンテンスをすることで、高齢になっても自分の歯で美味しくものを噛んで食べることが出来ます。可児市や多治見市には、口コミの評価が高い歯医者がたくさんありますが、それぞの歯医者のホームページをよく見てご自分に合った歯医者(歯科)を探しましょう。