土曜日に、多治見市より来られた患者さんのインプラントオペを行ったのですが、根尖病巣が大きく保存不可能で 抜歯に至ったケースなのですが、抜歯してみて、不良な組織を除去し、徹底的に洗浄して、2週間たった後にインプラントを埋入したのですが、こういったときに いつインプラントを埋入するのかといったことを考えるのですが、大きく分けると3つ、一つは 抜歯同時埋入 二つ目は 抜歯後早期埋入 三つ目は、抜歯後しっかり待って骨化してから埋入
この三つになりますが当院では この三つを いろんなことを考慮しながら 使い分けています。例えば 炎症がかなり強い場合や 不良組織を取り除いてから、維持させる骨がない場合は、三つ目の 骨がある程度出来るのを待って行ったり、炎症が強かったり、不良組織が多くても、少しでも維持できる骨があれば、二つ目の 早期埋入を選びます。それぞれの時期により、長所 短所があるのですが、いろんな要因を考慮に入れながら 結果的に、当院では 抜歯と同時に埋入する場合が 一番多い感じがあります。治療期間が 短縮できることや、歯を抜くと どうしても骨が吸収して3分の一の骨が無くなってしまうため、骨の減少を抑えることが出来たり、とメリットは多くあるのですが、デメリットとして不良組織を取りきれてないと 骨化されない、手技が難しくなる、などがあります。では逆に三つ目の骨が出来るまで 待った場合は どうなのかというと、抜歯すると 骨が大きく減少するため、最初に骨の量が十分にないと、あとから骨が少ないために 骨造成が追加で必要になって来ることがある。治療期間が長くなってしまうなどがあります。ただ 思うことは どのタイミングがいいかは そのケースごとに異なるということです。その患者さんのケースに合わせて選んでいく必要があると感じています。それを判断するには、もちろん多くの経験を積む必要がありますが、いろんな著名なDrによっても いろいろ考え方が異なります。僕自身は この最近でも いろんな異なる流派の先生たちの講演を聴き、それぞれの考えを聞いたうえで、自分の見識を広めるようにしてきて、そういったいろいろなことを考慮に入れて判断しています。