インプラント治療の流れと治療期間について
当院の治療方針の一つとして、まず初診相談カウンセリングにて患者さんの悩みや希望を聞く事を大切にしています。
初診で来られた患者さんは、まずは完全個室のカウンセリングルームにて、今までの悩み、現在の症状(痛み、腫れ、詰め物、歯周病・歯ぐきの状態)、どこの部位が痛いのか?(前歯なのか、奥歯なのか)など、カウンセラーに教えてください。
口腔内模型等を使いながら、分かりやすく状態をお伝えします。また、糖尿病や骨粗鬆症、心臓病などの持病のある方も、この時にご相談下さい。豊富な治療メニューを元に、患者さんごとの治療計画書を作り治療法を考えていきます。当院の治療方法について、担当歯科医師の先生にはなかなか質問しにくいことがある場合、スタッフにご相談いただく方法もあります。なんでもお気軽にご相談ください。
レントゲン撮影、CT撮影、口腔内検査を行い、それらを分析、シミュレーションし精密検査をします。その上で、残存歯の状態、欠損部位とその周囲の骨の厚み、骨の高さ、骨密度、骨吸収の程度、根尖病巣のある部位であれば、病巣の大きさ、病巣と神経までの距離などを測ります(必要であれば抜歯をおすすめすることもあります)。他には、現在の口の中の虫歯と歯周病の状態、歯並びなどを確認したうえで、全顎的な検査・診断を行い、C T画像やレントゲン画像、口腔内写真を用いて必要な治療法(骨が足りない場合の骨造成治療も含めて)、治療内容等をご説明していきます。この時にインプラント治療にかかる総額の治療費用の見積もりもお渡ししますので、ご安心ください。
外科手術であるインプラント治療を行う前に、準備治療(初期治療)としてまずは歯科治療の基本である歯周病検査、歯周病治療を行います。歯石を取ったり、歯周病を改善させたりと、口の中全体を良好な粘膜の状態に持っていきます。必要であれば虫歯治療も行います。そこからの本格的な治療開始となっていきます。
また、歯が割れて膿んだり、腫れて痛みがあり、根尖病巣が大きく保存不可能な場合は、局所麻酔をして原因の歯を抜歯して、抜歯と同時にその抜歯窩を清掃し、その抜歯窩に人工骨とC G Fを用いた再生治療を併用した骨造成治療を行います(ソケットプリザベーション)。この場合は6か月ほど骨が再生されるまで待ちます。また歯並びが悪いことにより歯列矯正が必要である場合は、事前に矯正治療を行なっていきます。
奥歯が1本欠損した状態でインプラント治療を行う場合での手術方法の例です。CT検査による口腔内診査により、通常よりも骨量が少ないと判断された場合には、治療箇所へ同時に骨造成治療(スプリットクレフト、GBR、ソケットリフト、サイナスリフトなどの骨造成術など)を行い、骨の再生を並行する手術法を取っていきます。
オペ室(手術室)にて、治療部位をきちんと麻酔して痛くない状態にします。その後その部位に、人工歯根と呼ばれるチタン製のインプラント体(フィクスチャー、ネジ)を埋め込むためのホールを歯槽骨に形成します。
人工歯根となるインプラント体(フィクスチャー、ネジ)を埋め込みます。
インプラント上部にキャップを取り付けて歯肉で被います。
手術後には、歯科用CTにて治療部位にきちんと埋入されているかどうかを確認していきます。
インプラント体(チタン製の人工歯根)を埋入後、上顎で3〜6ヶ月の治癒期間(定着期間)、下顎で3ヶ月程の治癒期間(定着期間)で骨と結合します。前歯にインプラント治療を行う場合は、仮歯(人工歯)をその日のうちに医院で作成します。当院では研鑽を積んだ技術力の高いドクターが執刀しますので、手術が失敗する可能性はほとんどありません。成功率と安全性には自信があります。
当院で使用するインプラントは様々な利点を考え、人工歯との接続部(アバットメント)が2つのパーツでできている2ピースタイプです。インプラント上部を手術部位の歯肉から露出させ、歯肉の治癒を促進するための専用キャップを取り付ける治療方法です。これを二次手術と言います。その後、歯肉の状態が良くなってからインプラントの上部構造の印象(型取り)を行います。
型取りの後、製作されてきた土台(アバットメント)を取り付けます。
上部構造(セラミック冠)を装着した状態。これで以前の天然歯と同じように噛めるようになります。装着までの治療内容は以上です。
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